ASDの子ども達は視野が狭く周囲のことに気付きにくい特徴があります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
ASD(自閉症スペクトラム)の子ども達は視野が狭く、
周りがよく見えていないことがあります。
そのため、下に置いてある物や壁によくぶつかったり、
遠くの物に注意を向かせることが難しくなります。
子ども達が気付きやすいような配慮をしたり、
少しずつ視野を広げるトレーニングもしながら
生活面での困難を減らしていきましょう。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「積み木拾い」をご紹介します。
まず、大縄を少しクネクネさせて床に置きます。
大縄の周りには、複数の積み木をばらまいておきます。
子どもは縄の上を綱渡りのように落ちないように歩きながら、
指示された数だけ積み木を拾います。
縄から落ちないようにバランスをとりながら、
積み木を拾うために立ったりしゃがんだりするので、
足の指先に力を入れて踏ん張る力が育ちます。
慣れてきたら数の指定の他にも、色や形を同時に指定したり、
「手前から3つ目の青い積み木」など、少し複雑な指示にも
挑戦してみましょう。
バランス力や足の指先の踏ん張り力の他に、
集中力、記憶力、複数のことを同時に行なう力など
日常生活に役立つ様々な力を身に付けることにつながります。