子どもの自立・将来, 運動療育・運動遊び, 障がい者支援(接し方・教育を含む)

先を見据えて必要な力を育んでいきましょう。放課後等デイサービスの運動療育プログラム

発達障害を持つ子ども達も、やがて社会に出て
自分の力で社会生活を営んでいくことになります。
もちろん家族や周囲のサポートを受けながら
という場合もありますが、子どもの時のような
手厚いサポートはなかなか難しいと思います。

そうなった時に困らないように、早い段階から
実体験を含めた活動の中で様々なスキルを
身に付けておくことが大切です。

例えば、コミュニケーション面でその場に応じた
やりとりを身に付けたり、
物事に優先順位をつけて行動すること、
自分の体調やスケジュール、身の周りの管理が
できることなどが挙げられます。

関連記事:ADHDでは物事に優先順位をつけることが苦手で、対処法を身につけることも大切です。

全てを完璧にではなく、様々なツールや道具、
サービスなどをうまく活用しながら
スムーズに生活していけるように、
私たちも先につながる支援をしていきたいと思います。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムの中から
「大縄の走り抜け」をご紹介します。

大縄を一定のリズムで回し、子どもは縄の中を
一気に走り抜けます。
途中で止まったりスピードを緩めたりすると
縄に引っかかってしまうので、
スピードを落とさず走り抜けるようにします。

一番大事な力はリズム感です。
縄の回るリズムと自分のタイミングを合わせることが
ポイントになります。
慣れるまでは、走り出すタイミングを教えてあげたり、
上手な子と一緒にやってみるようにすると、
少しずつ自分でもタイミングがつかめるようになってきます。
成功体験が積めると少しずつ自信がついて、
自分で挑戦できるようになってくるので、
その子に合わせた工夫をしながら遊んでいきます。

また、友達と一緒に行うとお互いに相手を意識して
動くことになり、社会性を育てることにもつながります。
2人で手をつないで行うことができたら次は3人で行うなど、
少しずつアレンジやレベルアップもさせながら
取り入れてみてください。