発達障害児童のスキル習得には日々の積み重ねが大事です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
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子ども達は、生まれてからの毎日の生活の中で
様々な経験を積み重ねながら成長していきます。
しかし発達が気になる子ども達の場合、
日常生活を送る中で自然に身に付けていけない力があり、
それに対しては意識的に大人が働きかけて育てていく
必要があります。
特に、子ども達がこれから社会の中で生きていくためには
少なからず人と接し、関わりながら生きていかなければ
いけないので、対人関係スキルはとても大切です。
発達が気になる子ども達の多くは人間関係の
問題を抱えやすいので、その子に合った方法で
スキル習得を目指せるように支援していきましょう。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムから
「風船運び」をご紹介します。
2人一組になり、新聞紙を広げて両端をそれぞれに持ち、
平らな状態にします。
その上に風船を乗せ、風船を落とさないように
気をつけながら、ゴールまで一緒に運んでいきます。
風船を意識せずに速く走ったり、どちらかが自分勝手に
進んでいってしまうと風船はすぐに落ちてしまうので、
風船をよく見て相手と動きを合わせながら
慎重に進むのがポイントです。
風船ではすぐに落ちてしまって難しい場合は、
ゴムボールに変えてみても良いです。
そして、上手に運ぶコツを子ども達で意見を出し合って
考えてみるのもおすすめです。
話し合いをうまくサポートしてあげながら、
子ども達のコミュニケーション力や考える力などを
遊びの中で育てていきましょう。