運動療育・運動遊び

運動療育は感覚統合のトレーニングにもつながります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

私たちは、光や音、においなど外からの様々な刺激を
受けながら日々の生活を送っています。
そうしたたくさんの刺激を感じとる「感覚」には、
よく言われる「五感」と「前庭覚」「固有覚」の7つの
感覚があります。

これらの感覚をスムーズに分類・整理することを
「感覚統合」といいますが、
この統合がうまくいかないととても混乱した状態に
なってしまいます。
発達障害の子ども達では、そういった症状のある子が
多いので、1人1人に合わせたサポートが必要です。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムの中から、
感覚統合のトレーニングにもなる遊びをご紹介します。

まず、床に幅のある1本線を作っておきます。
子どもはこの線の上に乗ったら、
そこから落ちないように約束します。
そしてコップの上にボールを乗せたものを手に持ち、
ボールを落とさないように1本線の上を歩いていきます。
うまくできたら、ボールを風船に変えてやってみたり
両手にそれぞれ持ってやってみたりしましょう。

この遊び方だと、ただの1本線渡りよりもスピードが
抑えられるので安全で、正確性という部分での
楽しさが見出せてくる子もいます。

1人1人の様子に合わせ、うまく子どもを満足させてあげながら、
いろいろなスキルの習得、苦手の軽減につながるように
導いていきましょう。

当メディアでは、発達障害の子どもたちの様々な苦手を克服するためのヒントを掲載しています。あわせて以下の記事も参考にしてみてください。

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発達支援に特化した放課後等デイサービスを全国190教室以上展開する「こどもプラス本部」は、筑波大学大学院博士課程修了・柳澤弘樹博士(体育科学)の研究成果を基に設立されました。
身体活動と脳機能に関する研究を行い、発達障がいのお子様向けの運動プログラム開発に貢献しています。

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発達障がいのお子様向け放課後等デイサービス・児童発達支援 - こどもプラス
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