適切なサポートで子どもの「できる」を増やしてあげましょう。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
発達障害特性を持つ子ども達では、持ち物管理が
とても苦手な子が多くいます。
保育園・幼稚園のうちは持ち物の量も少なく、
毎日ほとんど同じ物で、親の目もよく届きます。
しかし小学校に上がるととたんに持ち物が増え、
毎日の時間割に合わせて変える必要があったり、
持って行く物、持って帰ってくる物などが
とてもたくさんあります。
自分で全てを把握し管理するのは定型発達の子でも
難しいので、1つ1つ目で確認できるように
カードやリストなどを用意するなど、それぞれに
合わせた工夫でサポートをしてあげる必要があります。
何かと変化の多い小学校生活ですが、子ども達が
毎日を安心して自信を持って楽しく過ごせるように
私たちも精一杯支援・サポートをしていきたいですね。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムから
「ポイントジャンプ」をご紹介します。
まずダンボールやヨガマットなどをA4サイズに
切った物を複数枚用意します。
これを床に間を空けながら並べて飛び石に
見立てます。(滑らないことを確認)
子どもはこの飛び石の上だけを、両足を揃えて跳ぶ
カンガルージャンプで跳んでいきます。
石の上だけを正確に渡っていくことで空間認知能力を
高める遊びなので、石と石の距離をランダムにしたり
ジグザグに進めるようにしたりすると
よりその効果が高まります。
また、慣れてきたら石に色を付けて
「指定された色の石だけを跳んで渡る」
「乗ってはいけない色を指定する」
「指定された順番に色を渡る(赤→黄→青など)」
「指定された数の石しか乗ってはいけない」
などルールを設定しながら遊んでみてください。
判断力や集中力、記憶力や記憶の操作力、
先を読む力などが向上します。
それぞれの得意不得意にも合わせながら、
楽しい運動あそびでスキルアップを目指しましょう。