発達の気になる子に必要なのは厳しいしつけではありません。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
発達の遅れが気になる子の親御さんの中には、
人に迷惑をかけてはいけないので厳しくしつけている。
と言われる方が時々います。
しかし、恐怖感を与えるような叱り方をしてしまうと
子どもの不適切な行動はなくならないだけでなく、
失敗を恐れて何も取り組めなくなったり、
自尊感情が著しく低下してしまうことがあります。
外から強制することで子どもの行動を変えようと
するのではなく、適切な方法を具体的に伝えながら
好ましい行動へ促していくことが大事です。
そして社会参加できる力を1つずつしっかりと
身に付けていけるように支援をしていくことが必要です。
こどもプラスの放課後等デイサービスの教室でも
子ども達の将来を見据えた療育支援でサポートして
いきましょう。
今日は、こどもプラスの教室で提供している運動療育プログラム
から「積み木拾い+積み木積み」をご紹介します。
床にはたくさんの積み木をばらまいておきます。
子どもは、指導者に指示された色や形、数の積み木を拾ったら
それを指定された場所に積みます。
積む場所は、折り紙の上やビニールテープで作った枠の中など、
わかりやすいように工夫して作っておきます。
そして、
「積み木を3つ拾って、赤い場所に積みましょう」
「バナナの色の積み木を3つ拾って、黄色い場所に積みましょう」
「赤くて四角い積み木を2つ拾って、好きな色の場所に積みましょう」
などの指示を出していきます。
初めは数だけ、次は数と色など少しずつ難易度を上げてみてください。
〇〇の色、〇〇の形などの言い方をすることで、
イメージ力や認識力なども養うことができるので、
子どもに合わせて取り入れてみてください。
この遊びは、拾う積み木や積む場所をよく聞き、
それを記憶しておきながら体を動かすことが必要で、
子ども達には意外と難しい遊びです。
子どもの年齢や認識力にも合わせて調整しながら、
楽しく運動あそびを行なってみてください。
そして、運動あそびの時間だけでなく全体の活動を通して
必要な力を育てていけるように関わっていきましょう。