発達障害, 運動療育・運動遊び

感覚統合と発達障害・遊びを通じて力をつける!トレーニングの方法

発達障害

感覚統合の問題は、発達障害を持つ子どもにとって障壁となることがあります。

私たちの脳は様々な感覚を整理し、統合することができます。

しかし、感覚統合がうまくいかない場合、生活面での困難につながる場合があります。

今回は感覚統合の重要性と、発達障害に与える影響について掘り下げていきます。

また、遊びを通じて子どもの感覚統合の力を育てる運動療育プログラムについてもご紹介していきます。

感覚統合の重要性と発達障害の関係とは

感覚統合がうまくいかない場合、感覚の強弱を調整したり、受け入れる量を調節することが難しくなり、混乱や不適応行動、対人関係や学習、生活面での困難につながることがあります。

感覚統合は、複数の感覚を整理し、まとめる脳の機能です。

私たちは日常生活で光や音など多くの刺激に囲まれています。

これらの刺激を感じるための機能を「感覚」と呼びます。

私たちの体は五感(視覚、味覚、嗅覚、触覚、聴覚)と固有受容覚(手足の状態や筋肉の伸び縮み、関節の動きを感じる感覚)、前庭覚(身体の動きや傾き、スピードを感じる感覚)の7つの感覚を持っています。

私たちの脳はこれらの感覚を整理し、統合することができます。

この統合機能は、たくさんの感覚を正しく整理し、取り入れることができるようにします。

しかし、感覚統合がうまくいかない場合、感覚の強弱を調整したり、受け入れる量を調節することが難しくなり、混乱や不適応行動、対人関係や学習、生活面での困難につながることがあります。

感覚統合の問題は、発達障害と関連していることがあります。

具体的には、以下の発達障害と関連があります。

自閉症スペクトラム障害(ASD)

ASDの一部の人は、感覚統合の問題を抱えています。

過敏な感覚、感覚鈍麻、感覚の調整が難しいなどが見られます。

注意欠陥多動性障害(ADHD)

ADHDの人は、感覚刺激に注意を持続させることが難しく、感覚統合の問題を抱えることがあります。

発達遅延

発達遅延を持つ子どもは、感覚統合の問題を抱えることがあります。

運動や言語の遅れ、感覚の調整が難しいことがあります。

感覚統合の問題を理解し、適切なサポートを提供することで、子どもは日常生活や学習、遊びをより豊かに楽しむことができるようになります。

感覚統合の訓練になるような遊びを取り入れ、遊びの中で少しずつ力をつけていけるように促していきましょう。

次に、遊びを通じた感覚統合の運動療育プログラムについて見ていきましょう。

遊びを通じた感覚統合の訓練 「片足クマの前転」

感覚統合の訓練に役立つ遊びを取り入れることで、子どもは遊びの中で少しずつ力をつけていくことができます。

「こどもプラス」の放課後等デイサービスでは、運動療育プログラム「片足クマの前転」を提供しています。

この動きは、片足クマの姿勢から前転をします。

片足クマの時は顎を開いておき、前転する時は顎を閉じて後頭部からマットについて前転をします。

そして、顎を閉じると同時に足で地面を蹴って回転するのがポイントです。

顎を閉じるタイミングが合わなかったり、地面を蹴れていないとうまくできないので、慌てて行なわないように、1つ1つのポイントをしっかり確認しながら行なってください。

連続した動きは難しいかもしれないので、まずはクマ歩きから片足クマ歩き、片足クマから前転というようにゆっくりつなげていき、連続した動きに挑戦してみるのも良いです。

また、指導者のお手本や補助によって、イメージを持ってできるようにしてあげることも大事です。
子どもに合わせてやりやすい方法を見つけてあげてください。