運動療育・運動遊び, 障がい者支援(接し方・教育を含む)

発達障害は合併や二次障害の併発もあり個々に適切な対応が必要です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

発達障害の1つ、LD(学習障害)は、知的な遅れはないのに
「読む」「書く」「聞く」「話す」「計算する」「推論する」の
うちの1つまたは複数の分野の能力の習得が
困難という症状があります。

文字を読めるのに書くことは苦手だったり、
なかなか簡単な計算問題がスラスラ解けるようにならなかったり、
人によって症状もその程度も様々です。
また、ASD(自閉症スペクトラム)やADHDなど他の発達障害と
合併していたり、気付いた時にはすでに二次障害を
併発しているケースもあります。

1人1人の苦手や困り事を正確に把握し、その原因をしっかり
見極めながら対処法を見つけてあげてください。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「リズミカルグーパー」を
ご紹介します。

まず、「グー」「パー」の確認をします。
グーは、両手を曲げて胸につけ両足を閉じた姿勢。
パーは、両手両足を伸ばして大きく広げた姿勢。

これを、指導者の指示に従って音楽や歌に合わせて行います。
最初はゆっくりめのリズムに合わせて「グー、パー、」と
交互に動かし、慣れてきたら「パー、パー、グー、グー」や
「グーを5回、パーを3回」とランダムにしたり、
スピードアップをして難易度を上げていきましょう。

ある程度スムーズにできるようになったら、
「パー」の時は「グー」のように、言ったことと逆の動きを
してみると、前頭前野が鍛えられます。

最初から難しくしすぎないようにゆっくりで単純な指示から始め、
その子が理解しやすい方法で指示を出してあげることも大事です。
また、どうしてもうまくできない子は、手だけや足だけの
動きでも構いません。
まずは楽しくリズム遊びをしながら、リズム感を育んでみてください。