療育活動では将来自分の力で生きるための力を育てることが大事です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
発達障害の子ども達の療育活動の中では、
集団生活での適応力を身につけたり、学力を育てていくことも
とても大事なことですが、目指すところは将来的な自立です。
生活をする上では、買い物、家事、スケジュールの管理など
とても多くのスキルを必要とします。
短期間で身につくことではないので、家庭や放課後デイなどでの
療育の中で1つずつゆっくりとできることを
増やしていく働きかけが必要です。
こどもプラスの教室でも、子ども達の将来を見据えた支援で
サポートをしていきましょう。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「シルエットグーパー」を
ご紹介します。
事前にシルエットカードを作っておきます。
動物の形や足跡、果物、乗り物など身近なものや、
少し難易度を上げて人が何かをしている時の
シルエットなどもおすすめです。
このカードを子どもに見せながら〇×クイズを出し、
答えが〇だと思ったら手足を広げて伸ばす「パー」の姿勢。
答えが×だと思ったら両手を曲げて胸の前につけ、
足を閉じた「グー」の姿勢をします。
答えは口に出さず、体で表現するようにしましょう。
ただの〇×ゲームをシルエットカードで行なうことで、
集中力、思考力、判断力、抑制力などを
より強く育てていくことができます。
また、人の動作のシルエットではその人の動作や気持ちを
考えることで脳のミラーニューロン系が刺激され、
相手の気持ちを推察する力も養われます。
子ども達の興味に合わせた内容で遊び、
楽しく力を育てていきましょう。