発達障害, 運動療育・運動遊び

発達障害特性のある子ども達は月齢に見合った発達が伴っていかない状態です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

定型発達の子ども達も発達障害特性を持つ子ども達も、
基本的な発達では同じ段階を追って成長していきます。
ただ、発達障害特性を持つ子ども達は、月齢に見合った発達が
伴っていかず、発達スピードがとてもゆっくりだったり、
急に止まってしまったり、戻ってしまったりします。

その状態は1人1人で違い、対処法もそれぞれに違ってきますが、
まずは発達の段階は同じということを理解した上で
発達を促していくことが大切になります。

その中で、子ども達の感じている生き辛さが
少しでも軽くなるようにサポートをしていきましょう。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムから「マネっこ走り」を
ご紹介します。

子ども達は一列に並び、前の人について走りますが、
途中で腕を動かすなどの動作をするので、それをよく見ていて
動きをマネしながら走ります。

常に体を動かしながら、前の人の動作を見て取り入れるには、
強い模倣力と協応力が必要になります。
そのため、走りながら行なう動きは、
手を上げる→手を横に広げる→手を上にあげて拍手をする
→途中で1回ジャンプをする
のように、少しずつ複雑にしていくようにします。

また、通常走る時には腕で体の軸を保ちバランスをとっています。
その腕を動かすことで、バランスを取るために体幹である
腹筋や背筋の筋力が強く必要になり養われます。

慣れてきたら、スキップ、後ろ歩き、片足ケンケン、
クマやカンガルーの動物の動きなど
子ども達の様子に合わせて取り入れながら、
少しずつ複雑な動きにも挑戦してみてください。

動きの切り替えを速くすると素早い判断力や認識力が
必要になり、前頭前野を育てることができるので、
動きにメリハリをつけて楽しく遊んでみてください。