ASDでは物事の概念理解が難しく多くの不安を抱えています。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
ASDの子ども達は、物事の概念の理解が難しいという特徴があります。
例えば、いちごを見た時に、私達はいちごの大きさや重さ、
形などをすぐに想像できます。
食べたら甘酸っぱくて、中は白いこともわかります。
例え知らなかったとしても、周りの人の言葉や様子から
食べられるものということがわかりますが、
ASDの子ども達にはそれが難しいことになります。
時間や空間など形がはっきりと見えないものは尚更理解が難しくなります。
そのため、先の見通しがつかないと不安になったり、
こだわり行動によって手がかりを見つけて安心しようとします。
子ども達が少しでも安心して過ごせるようにサポートが必要です。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「ジグザグスキップ」をご紹介します。
ジグザグコースを作り、その中をスキップで進みます。
スキップは、大きく腕を振って一定のリズムでできるように
見本などで促しましょう。
ジグザグコースをしっかり視覚で捉えながら、
腕を振るタイミングとジャンプのタイミングを合わせて
一定のリズムで進むので、かなり頭を使う難易度の高い動きです。
方向転換をする時には、曲がる方向を事前に予測して
タイミングよく体をひねり、
上半身の動きに連動して下半身を動かします。
スキップではこれを片足の状態で行なうことになるので、
巧緻性を強く育てることができます。
まずはスキップを確実にしてから行ない、
慌てずゆっくりのペースから始めていきましょう。