学習障害, 運動療育・運動遊び

LDでは話を聞いて理解したり覚えておくのが苦手なことがあります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

発達障害の子ども達は、耳からの情報収集が苦手なことがあります。
LD(学習障害)特性を持つ子ども達の中にも、人の話を聞いて
理解し、それを覚えておくのが苦手という子ども達がいます。

そのため、「教科書の25ページの問題を解いてください。
終わったらドリルの6ページをやりましょう。
終わった人から先生に出して休み時間にしてください。」
と一度に複数のことを言われると抜け落ちがあったり、
漢字練習はふりがなをふるように言われたのを忘れてしまったり、
何度も同じ質問をしてしまったりします。

しっかり話を聞こうと思っていてもできないのが特性なので、
子どもが「ズルをした」とか「怠けている」「ちゃんと聞いていない」
と責められないよう、特性に合わせた工夫をして伝えることが必要です。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「横ジャンプ移動」をご紹介します。

数人ずつ一列に並び、進行方向に対して体を横向きにしたら
肘を体の横につけて、ステップを踏むように横ジャンプで
まっすぐ進んでいきます。
もし途中で曲がって進んでいってしまう場合には、
足元にテープなどでコースを作って行います。

顔の向きは進行方向ではなく正面を向いたまま進むようにし、
最初のうちは指導者が子ども達の前で向かい合って
見本を見せながら行います。

最近は日常の中で横に動く動作をする機会が少なく、
反復横跳びのような巧緻性を必要とする運動を苦手としている
子がとても多くなっています。
繰り返し行ない、リズミカルに長い距離を進むことができるように
遊びこんでいきましょう。

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発達支援に特化した放課後等デイサービスを全国190教室以上展開する「こどもプラス本部」は、筑波大学大学院博士課程修了・柳澤弘樹博士(体育科学)の研究成果を基に設立されました。
身体活動と脳機能に関する研究を行い、発達障がいのお子様向けの運動プログラム開発に貢献しています。

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発達障がいのお子様向け放課後等デイサービス・児童発達支援 - こどもプラス
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