ASD(自閉症スペクトラム)の特性で人の顔を覚えるのが苦手なことがあります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

ASD(自閉症スペクトラム)の特性を持つ子ども達の中には、
興味のあること(電車や昆虫など)は一度見ただけで
すぐに覚えてしまったり、膨大な量を記憶していて
正確に識別することができる特徴を持つことがありますが、
その一方で、人の顔を覚えることが極端に苦手で
苦労していることが多くあります。

これは、単に人に興味がないということだけではなく、
ASD特性によって、ものを見る時に全体を見るのではなく
部分に注目しがちなことも影響しています。
そのため、服装や髪型、表情がころころと変わったりする
人の顔は識別が難しいようです。

人の顔が覚えられないと、苦労が多かったり誤解を受けたり
することもあるので、自分なりの対処法を身に付けて
いけるようにサポートをしていきましょう。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで
提供している運動療育プログラムの中から
「色別ウシガエル」をご紹介します。

床に2本の線を引き、線の中には赤いテープで印をつけ、
線の外側には青いテープで印をつけます。
そして、手は赤につく、足は青につくというルールで
手→足→手→足の順番につきながら前に進んでいきます。

色を見て手や足をつく位置を覚える記憶力と、
次の色を探して判断するという動作を素早く行なうことで、
考えながら動く力が養われます。

より強く力の発達を促すために、赤と青をランダムにしたり、
印の間隔を広くしたり狭くしたりする、
直線コースの他にもジグザグコースや円のコースにする、
他の動きと組み合わせるなど、
楽しいアレンジでいろいろな遊び方ができるように
工夫してみてください。

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